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【転職エージェント30人以上と面談】転職エージェントとの面談は本音で話すべき理由と心構え

「転職エージェントとの面談、どう話せばいいのかわからない」
「正直な気持ちを伝えていいのか不安」
──そんな不安を抱えていませんか?

私はこれまでに30人以上のキャリアアドバイザーと面談してきました。その中でわかったのは、「本音で話すことが最も問題解決に近づく」ということです。本記事では、転職エージェントとの面談で本音を伝えるべき理由と、その際の心構えを、実体験ベースで丁寧に解説していきますので、最後までご覧ください。

目次

転職エージェントとは?

転職活動をサポートしてくれる存在である「転職エージェント」ですが、その役割や仕組みを正しく理解している人は意外と少ないものです。まずはエージェントのビジネス構造から紐解いていきます。

転職エージェントのビジネスモデル

転職エージェントは求職者ではなく「企業」から報酬をもらうビジネスモデルです。一般的には、企業が採用した人の想定年収の30%程度を「成功報酬」として支払います。つまり、転職が決まることで初めて報酬が発生します。

キャリアアドバイザーとは?

あなたと面談を行い、求人紹介や転職支援をしてくれる担当者が「キャリアアドバイザー」です。人材紹介会社の社員であり、多くの場合、転職市場や特定業界に関する専門知識を持っています。

役割としては以下のようなものがあります:

  • 経歴・スキル・希望条件などのヒアリング
  • あなたに合う求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策や企業情報の提供
  • 内定後の年収交渉や入社日の調整サポート

つまり、転職活動全体に伴走してくれる「キャリアのパートナー」とも言える存在です。ただし、彼ら自身にも営業ノルマがあるため、担当者との相性や誠実さも重要な判断軸になります。

キャリアアドバイザーが追っている数字

あなたと面談を行い、求人紹介や転職支援をしてくれる担当者が「キャリアアドバイザー」です。

彼らはあなたの味方のように見えますが、実際には人材紹介会社の営業職であり、成果に対する評価やノルマも存在します。

具体的にキャリアアドバイザーが追っている主な数字は以下の通りです:

  • CA面談数(候補者との面談数)
  • 求人紹介数・推薦数(紹介案件や企業への推薦件数)
  • 面接通過率・内定率
  • 決定数(入社人数)や売上貢献額(年収×紹介手数料率)

これらの数字を達成するため、時に「内定率が高い会社」や「今決めてくれそうな候補者」に注力する傾向があるのも事実です。

だからこそ、本音をきちんと伝えた上で、対等なパートナーとして関係を築くことが大切です。

転職エージェント活用の心構え

無料で利用できるサービスだからこそ、受け身ではなく「戦略的に付き合う」意識が求められます。単なる相談相手ではなく、あなたの人生を左右するパートナーとしての心構えが大切です。

あなたはお客様ではない

転職エージェントの「お客様」は求人を出している企業です。求職者は「サービスの利用者」ではあっても、お金を払う顧客ではない点は理解しておくべきでしょう。

腹を割って本音で話す

あなたが思っている以上に、キャリアアドバイザーは「人を見る目」を持っています。取り繕っても伝わりますし、逆に本音を語れば「本当に合う求人」が出てくる可能性が高まります。

双方の利害を一致させる

エージェントは転職させることでビジネスとしての成果を得ます。一方で、あなたは納得できる会社に転職したい。この2つの利害を一致させるには、誠実な対話が欠かせません。

キャリアアドバイザーと本音で話すべき理由

「本音を言っていいのか?」と迷うかもしれませんが、むしろ隠さずに伝えることが、成功のカギになります。理由は主に3つです。

腹を割って話すことで解決に近づくから

悩みや違和感をそのまま話すことで、的確なアドバイスや求人紹介が可能になります。エージェントは魔法使いではないので、黙っていては何もわかりません。

繕おうとする労力が無駄だから

「良い人材に見せよう」と頑張っても、長期的にはデメリットしかありません。面接でボロが出たり、マッチしない求人に進んだりと、遠回りになるだけです。

自己理解が深まる可能性があるから

本音を話していく過程で、「実は自分はこう思っていたのか」と内省が進みます。転職活動は、自己理解を深める絶好の機会でもあるのです。


本音で話すべきこと

「何をどこまで伝えていいのか?」と悩む人もいると思いますが、以下の項目は必ず本音で伝えるべきです。嘘や誤魔化しは、後で自分の首を絞めます。

自身の経験や経歴

成功体験だけでなく、失敗や挫折も含めて話すことで、人柄や価値観が伝わります。等身大のあなたを理解してもらいましょう。

退職理由や希望条件

「人間関係が原因」「年収を上げたい」「在宅勤務がしたい」など、正直に伝えることが重要です。条件が明確なほど、求人提案の精度も高まります。

転職活動の状況

他社の選考状況や、選考における悩みなども共有してOKです。キャリアアドバイザーにとってもスケジュール管理や提案内容を調整するうえで重要な情報となります。

キャリアアドバイザーとの面談で確認したいこと

エージェントは多数存在し、サービス内容や質もピンキリです。面談では「あなたにとって価値があるか」を見極める観点も必要です。

会社としての強み・競合優位性(バリュープロポジション)

紹介される企業や求人の質は、エージェントがどんな業界・職種に強いかによって変わります。「他のエージェントと何が違うのか?」「この会社ならではの強み(バリュープロポジション)は何か?」を確認しましょう。

キャリアアドバイザーとあなたの相性

話しやすさ、理解力、傾聴力、そしてフィードバックの質──これらはエージェント選びにおける重要な指標です。相性が悪ければ、担当変更を申し出ても問題ありません。

新たな視点や気づきがあるか

面談の中で「自分では気づけなかった強み」や「別の可能性」に気づけたかは、キャリアアドバイザーの実力の表れです。付加価値のあるサポートを提供してくれるか、見極めてください。

の助シュンの実体験

実際に30人以上のキャリアアドバイザーと面談してきた私自身の経験から、リアルな気づきを共有します。

キャリアアドバイザーと本音で話し自己理解が深まる

最初はカッコつけていた自分がいました。ただ、心の中の不安や弱さを出してから、ようやく「本当に求めていたもの」に出会えたと感じています。

また、キャリアアドバイザーの方にお話しするために言語化していく過程で、自己理解が深まった実感がありました。

新たな気づきがあるかはキャリアアドバイザーのスキル次第

中には「求人票を読み上げるだけ」の人もいれば、「自分でも言語化できなかったモヤモヤ」を整理してくれる人もいます。人によって質にかなり差があるので、複数名の方と面談して比較することを強くおすすめします。

また、複数名の方と面談を実施するということはその回数分だけアウトプットすることになるため、アウトプットすればするほど自分の思考が整理されていくのでおすすめです。

ビジネスとして双方の利害を一致させる必要性

キャリアアドバイザーもビジネスとして活動している以上、彼らにとっても成果=決定が必要です。お互いが納得できる着地点を目指すために、建設的な本音の対話をしていきましょう。

まとめ

転職エージェントは、数多く存在し、誰と出会うかで結果が大きく変わります。だからこそ、以下のポイントを意識して向き合いましょう。

  • 転職エージェントは企業から報酬を得るビジネスである
  • あなたは「お客様」ではなく、「一緒に目標を目指すパートナー」
  • 本音を語ることで、求人の質もアドバイスの深さも大きく変わる
  • 自分に合ったエージェントかどうかを見極める力も必要

「言いたいことを遠慮せずに言える」関係を築くことが、あなたにとって最良の転職を実現する一歩でになるはずですので、うまく転職エージェントを活用していきましょう。

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この記事を書いた人

都内の高層ビルで営業職として飛び込み営業やテレアポを経験し、社内表彰を受賞。
その後、新潟へ地方移住し、自然に囲まれた環境でフルリモートワークを開始。
フルリモート環境でも成果を継続的に出し、移住後も社内表彰を経験しています。

営業経験を活かし、地方移住やフルリモートワークによる働き方改革に取り組みながら、リアルな体験やノウハウを発信しています。

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